重だるい腰痛や肩こりは自律神経の乱れが原因?身体と心の不調とは?
カテゴリー:自律神経
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重だるい腰痛や肩こりは自律神経の乱れが原因?身体と心の不調とは?
特に重い荷物を持ったり、PC作業や畑仕事など同じ姿勢を続ける作業を行っていないのに「何となく腰が重い、肩がこる、だるい、痛い」と感じた時に、病気や疲れによる身体の不調を疑う方も多いのではないでしょうか。
しかし、そのような身体の不調は「自律神経の乱れ」による可能性もあります。
まずは自律神経の乱れからくる身体の不調かどうか、セルフチェックしてみましょう。
・寝違えたように肩から首が強く痛む
・首から背中にかけての筋肉が張り詰めたように肩がこる
・首も肩も背中も、ガチガチにかたまっている
・背中が鉄板が入っているかのように硬くて重たい
・頭痛やめまいをともなう日もある
・肩や背中が痛くて夜中に目が覚める
・よく眠れず、翌朝疲れがとれにくい
・朝から体が重く、だるい
上記のリストにいくつか当てはまったら自律神経の乱れが原因の身体の不調の可能性があります。
自律神経が乱れるとどうなるの?

自律神経が乱れると自律神経失調症を発症したり、腰痛や肩こりの他、心のバランスを崩す事もあります。
具体的には以下の症状が当てはまります。
・緊張型頭痛が起きる
・めまいや耳鳴りがする
・一日じゅう体が重く、だるい
・寝ても疲れがとれない
・寝つきが悪い
・ぐっすり眠れない
・便秘、下痢を繰り返す
・微熱が続く
このような症状が出た時に整形外科で検査を受けても「何も異常はありません」と言われてしまう事が多々あります。
その他、自律神経失調症は心の不調だけでなく身体の不調にも影響しています。
これは自律神経のメカニズムと関係があります。
まずは自律神経とはどのようなものかをご説明します。
自律神経失調症とは?

まず、自律神経とは心臓を動かすなどの自分でコントロールできない部分の働きに作用する神経のことです。
交感神経と副交感神経があり、それぞれが自動的に切り替わりながら身体を動かしています。
交換神経は自律神経を活動的にし、副交感神経は逆に休む神経となります。
相互に働くことで、活動的になる時間、眠る時間などを調整しています。
その自律神経のバランスが乱れてしまうのが自律神経失調症です。
自律神経失調症の症状は?
症状は人によってさまざまで、精神的に落ち込むうつ病のような症状や身体の不調などがあげられます。
具体的には前述したように、「頭痛や肩こり」、「腰痛」、「動悸やめまい」などがあります。
また、息苦しさや吐き気、胃の不快感が出るため、食事をとるのが困難になってしまう場合もあります。
全身的には、倦怠感、疲れやすい、眠れない等の症状が起きます。
精神的にも、不安になる、落ち込む、注意力や集中力の低下などがあります。
検査を行い、他に病気が見つからない場合に症状から判断するケースが多いです。
自律神経失調症の原因は?
自律神経失調症の原因は「生活リズムの乱れ」、「過度なストレス」、「環境の変化」、「ホルモンの乱れ」があげられます。
詳しく解説していきます。
【自律神経失調症の原因①】生活リズムの乱れ
夜型の生活をし、人体の生活リズムを無視した環境で生活していると、なりやすいと言われています。
【自律神経失調症の原因②】過度なストレス
また、仕事や人間関係などでストレスを抱え、ストレスに弱い体質であった場合にもなりやすいです。
子供のころから、下痢をしやすい、吐きやすい、自家中毒など、生まれつき自律神経が過敏な方もいます。
そのような方は、なるべくストレスのない環境で過ごすことが望ましいです。
また、ストレスに弱い性格の方も、不満などを溜め込まないようにした方がいいです。
【自律神経失調症の原因③】ホルモンの乱れ
ホルモンでは、特に女性ホルモンが関係しています。
女性は、一生を通して女性ホルモンのリズムと共に生きていきます。
不規則な生活や環境の変化、ストレスなどの要因が重なると、女性ホルモンのリズムが崩れるので注意が必要です。
自律神経の乱れ(自律神経失調症)の改善方法は?
自律神経失調症になる原因は前述しました通り、いくつかの原因があります。
その原因を踏まえて身体の改善をしていく必要があります。