「風邪ひいた」は間違いです
カテゴリー:風邪
この記事は約 3 分で読めます。
11月になり、寒さも厳しくなってきました。
この時期から「風邪」が流行ってきます。
皆さんは、くしゃみ・鼻水・熱・咳・下痢の症状が出ると「風邪を引いた」というでしょう。
しかしこの言い方は厳密には間違っているのです。
そもそもこれらの症状は体が治そうとして起こしている「治癒反応」(治すときに起こしている反応)
なのです。
実際ウィルスが体に侵入して、数日間はいつも通り無症状ですが、その中で体は侵入したウィルスに対して攻撃態勢をつくります。
なので、厳密にはその数日間が「風邪をひいた」といいます。
その後に出てくるこれらの症状はなぜ起こるのでしょうか?
くしゃみ・・・ウィルスを外に排出するため
咳・・・ウィルスを外に排出するため
鼻水・・・ウィルスを外に排出するため
寒気・・・体の熱を上昇させるときにおこる症状
熱・・・ウィルスは熱に弱いので熱殺菌するための症状
下痢・・・腸に侵入したウィルスを排泄するため
この様にすべての症状に理由があります。
しかし多くの人はこれらを悪い症状として解熱剤や ~止めの薬を飲みます。
解熱剤を飲んで熱を下げても、体内のウィルスが死んだわけではありません。
薬が切れれば、また体は殺菌しようと熱を上げます。だから解熱剤を飲むと、上がったり下がったりを繰り返すのです。
また、ウィルスが死んでいないのに熱を下げることは、脳や脊髄といった重要機関にウィルスの侵入を許すことをしているのです。
~止めの薬を飲めば、自らウィルスを体内に閉じ込めることになります。
体は最短で治そうとしているのに、人間がそれを化学物質によって治りを遅めていることに気づかないといけません。
仕事の都合で熱や下痢は困るといった場合はやむを得ませんが、そういうリスクを抱えていることを体に課していることは認識しましょう。
特にやむを得ない事情がないのであれば、水分補給をしつつ熱いみそ汁を飲んで、厚着をして寝るに尽きます。
昔の人々はそうして治していました。
いつしかそういう発想がなくなって薬に頼る時代になってしまいましたね。
因みに、風邪の時には食事はしない方が治りが早いのです。
消化はすごくエネルギーを使います。
風邪をひいたときは、全エネルギーをウィルスの殺菌・排泄に注ぎたいので、食べない方がいいのです。
動物も具合が悪い時は食べずにじっとしてますよね??
だから「無理して食べないとだめだよ」というのは間違いになります。
ちなみに当院の整体は他の整体と違って風邪を早く治すのに有効なのです。
ということは風邪予防にも有効なのです。